[てるさく小説]第1話 おわねこ (2019年2月23日 18:09:06) [ID: 96cf428e] 画像ID:
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9:おわねこ [2019年2月23日 19:45:46] ID:96cf428e
おわねこ「そして、最後に一番僕たちにも君にも大事な話だ…」

すると、何かシャランシャランと鈴のような音がする。
私「黒い…点?太陽に被さって…」

おわねこ「それは…」
その黒い点は大きくなっていき形を表していく。
その瞬間「ヒュンッ」と、何かが飛んで行く音がした。
飛んできたものは…弓だった。それを
掠と、リオが…止める。

掠、リオ、おわねこ「月人だ」
8:おわねこ [2019年2月23日 19:43:29] ID:96cf428e
自分が…宝石?それに一番驚いた。自分は宝石とは
かけ離れている見た目をしていると思う。
おわねこも。宝石は、あれだろ?コロコロとした
丸い石の集合体みたいな…
そう考えると頭が混乱して分からなくなってくる。
おわねこ「まあ、僕らと暮らせば少しずつ分かるだろうから」
私「はい…」あれ?今、暮らすって言った?そっか、今私には場所がないんだった。忘れてた。
7:おわねこ [2019年2月23日 19:04:49] ID:96cf428e
おわねこ「まず、外に出ようか話はそれから」


おわねこ「まず、作者名なんだけど、作者名って言うのは
ぼくたちのもう一つの名前みたいなものだ。
なぜか僕たちはその名前が消えると体が砕ける。」

私「く…砕け…!?」突然の一言にビックリする。砕けるとは一体…

おわねこ「あと、先生って言うのは 前にいた僕たちの仲間。
僕たちの事を指導したり、僕たちと戦ってくれた。
カラーチェンジサファイアの仲間だ。」

おわねこ「それと私達は、宝石だ。さっきの者たちもだ」

私「さっきの手の光は宝石だったんだ…」

おわねこ「そうだ。そして、あとは彼らの名前だった
かな…青紫のやつはバイオレットサファイア。名前は掠。
青のやつはスピネル。名前はリオ。
あの二色のやつはマルチカラートルマリン。名前は凛
隅っこにいた黒っぽいやつはコロラドアイト。名前は憂。
あの部屋には居なかったが、被り物を被ったやつがいてね、
天眼石というんだ。名前はハコだ。」
6:おわねこ [2019年2月23日 18:49:49] ID:96cf428e



…無言が何分続いているのだろう。もう十分は静かだ。
おわねこ「まぁ、作者名のことについては僕が調べ
ておくよ。今回は解散しよう」

周りは静かに席を立ち上がり、皆自分の場所に戻って
いく。

おわねこ「え、えと…ごめんねフローライト…さん。
皆驚いているんだよ。作者名がないのは君が初めて
だから…」

私「あの…さっきから言ってるその作者名って
なんなんですか?それと、先生って人も誰なんです?
あの方達の名前は?私達は一体何者なの?…あっ」
質問攻めの状態にしてしまった。少し申し訳ない

おわねこ「あ…まあ、一つずつ話すよ。」
おわねこは少し困った顔をしている。本当に申し訳ない。
5:おわねこ [2019年2月23日 18:40:35] ID:96cf428e
青紫の者「それなら!作者名はどうだ?作者名が分かればきっとそいつが先生か分かる!」

おわねこ「そうか…き、君…自分の名前がわかるか?」

私「ふ、フローライト…」

おわねこ「そうじゃなくて、もう一つあるだろう?
ふっ…って感じで頭に思い浮かぶもう一つの名前」

私「わ…分からない。なんなの…それ?」
4:おわねこ [2019年2月23日 18:36:25] ID:96cf428e
おわねこ「回収できたのはこの足の部分らしき欠片と
この、大きな手だけだ。」

ゴトンッ

何か鈍い音を出して落ちる音がした。それは
手だった。断面がキラキラと青く光る。宝石だ。

おわねこ「そして、この壊れた先生の跡にこのフローライトが、
倒れていたんだ。」僕を指差す。

おわねこ「僕は、このフローライトを…先生の生まれ変わり
なのではないかと予想を立てているんだ。」

青紫の者「な、何言ってんだ…そもそも硬度すら違うんだぞ!
そいつが先生だなんてありえねぇ!」

おわねこ「僕もそう思っていた。だが、このフローライトには先生と同じカラーチェンジサファイアの
欠片が腕や足などにあり、体の一部のように
なっていた。」
3:おわねこ [2019年2月23日 18:25:48] ID:96cf428e
?「よし、着いたね。入って。どうぞ。」
私「えっあっはい…」
入ると、そこには白い天井と壁。奥には
その名も知らない者の仲間らしき者達がいた。
その者達は私を少し睨みつけ、その者達の内の青紫の髪の者が
「おわねこ〜誰それ〜」と、つまらなさそうに言う。
私を連れてきた者の名前はおわねこと言うらしい。

おわねこ「全員いるかな…。よし、今から僕から話があるんだ。聞いてくれ。
えと、皆…先生は…壊れていた。回復できないほどにね。」

周りの者達は皆目を開いて「嘘…」「冗談だろ…」と
声を上げる。
2:おわねこ [2019年2月23日 18:16:31] ID:96cf428e
ここでじっとしていても仕方ないので、私は名も知らない
者についていくことにした。
ここは一体何処なんだ…周りは草原と…海そして岩が
沢山ある。液体の擦れ合う音は海だったのかと
思いながら私はその者についていった。



「…」私は少し驚いていた。
私の目の前にあるのは、海や岩なんかではなく、
大きな教会のような建物だ。あれ?教会ってなんだ?
まあ、いいや。
1:おわねこ [2019年2月23日 18:12:36] ID:96cf428e
何かが響く音がする。ザバザバと液体の擦れ合うような


?「あ、あの…大丈夫でしょうか…」
私「え…誰…」
?「えと、ま、まあとにかくこっちにきて!」
私「え?えっと…待って!」
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